「どのタイミングで治療(鍼灸院)にかかったらいいんですか?」について

 

 

痛みや痺れ(しびれ)の治療に関してよく聞かれることですが、当院では基本的に本来ご自身の体が持っている『自然治癒力』の働きを重視していますので、栄養と休養をとっても(食べて寝ても)回復しない(改善しない)ような自覚症状が現れたらかかるのが目安だと説明いたしております。(もちろん栄養と休養のも大切ですよ。)

そんな自力での回復が困難な時には、早い段階で(悪化する前に)外から刺激(鍼・灸・徒手療法など)を入れた方がより早く回復を促すことができます。
逆にやって欲しくない行為としては、痛み止めの薬を飲んだり貼ったりして騙し騙しやりくりすることです。これをやると大抵こじれて(悪化して)いきますので。

痛みが出る状態というのは単純な症状から複雑な(こじれた)症状まで様々で、何も評価せずに簡単には「これが原因です」とは言えないことが多いです。
もし、ろくな問診や評価もしないで「その腰痛は▲▲から来ています」とか、「その肩こりは〇〇が原因です」などと言われたら、そんな情報はあまりあてにならないと思ってください。

現状、大抵の人が鍼灸治療を選択されるのは、あちこちかかったり色々試したりしたけど良くならなくて、最後の砦として来院されることが多いようです。
つまりその時点で鍼灸院にみえる患者さんは大抵の場合において症状がこじれている方が多いと言えます。

単純な症状だと、痛みが出始めたキッカケ(原因)をご本人もはっきりと自覚していて、「ここが痛い」と指一本で指し示すことが大抵できます。【急性症状】


こじれた状態になると、「気づいたら徐々に痛くなってきた」とか「特に何もしていないのに痛くなった」というように、ご本人も痛みのキッカケ(原因)がよく分からなくて、「この辺りが痛い」というように広範囲を手のひらでさするようにして訴えられる方が多いように見受けられます。【慢性症状】

後者では、こじれた症状の結果として「腰の辺りが痛い」とか「肩の辺りが痛い」といった訴えになりますので、ご本人が「痛い」と感じている箇所に根本的な痛みの原因(発痛源)がないことがあります。これを関連痛と言います。

この場合、患者さんが痛いという箇所に鍼をしたり施術してもスッキリと良くならないことが多いです。
あるいは「とりあえず痛みはとれたけど、すぐにぶり返す」というようなことが見受けられます。

そのような状態にしない為にもより早めの受診が望ましいかと思います。参考になれば幸いです。